若いっていいね、は嫉妬の言葉。
涙が一粒
涙が二粒
こぼれ落ちてはまた生まれる
苦しみとなって
20代なかば、今から10年以上も前に作った曲。
「若さ」ゆえの、「苦しみ」ってあると思う。もちろん歳を重ねるがゆえの苦しみも。
「苦しみ」は年齢や経験を重ねては、形を変えて、いつも私のそばにいる。
それは、「苦しみ」でありながら「成長」であり「老い」であり「生き続けている証」であり「未来」でもある。
若い頃の苦しみは、今となればなんてことない容易いものだったように感じたりもする。
歳を重ねて、「苦しみ」との付き合い方はある意味ではうまくなる。
だけど若いからこその、鋭利な痛みは、その頃にしか感じられない貴重な感覚で、愛おしくもある。
だからきっと、若いっていいね、って言うんだろう。
この言葉はきっと若さへの嫉妬の言葉やと思う。
どんなに努力しても、どんなに若く綺麗に見える人でも、年齢だけは絶対に取り戻せない。
でも私は今は今なりの、
若者でも年配でもなく、中年にさしかかるこの微妙な今を、苦しみと共に楽しみたいと思う。もちろん、若さは羨ましいけど!笑
だけど、自分の方が長く生きてるから、と偉そばる年上にはなりたくないな、とは思うよね。
自分がみてて、ダサっウザって思うから。笑
色んな場面があるけど、基本的には、
年下でも年上でも、同じ人間、
みんな自分なりに人生頑張ってる人が多数だと思うので。
今の私の1番の苦しみは、あからさまに感じる体力の低下と回復力の遅さかしらね、、
やだやだ。
若い時は若い時こその、苦しみを。
中年は中年の苦しみを。
女は女、男は男の苦しみを。
人それぞれの苦しみを。
そして年老いて、いつか、苦しみさえも喜びだと感じれるようになった頃、
流れ星のように綺麗な最期の光を浴びれれば、人生最高だよ、きっと。
私の名前を呼んで下さい。
あなたの声に導かれて私はここまできたよ。
流れ星/KAZUYO
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